森林環境部門
森林整備のほか、素材生産やその他農林業に関する業務等を行っています。
諸塚村は「森とともに生きる村」です。昔から、木を植え、育て、伐採し、住宅等の建材や椎茸を生産し生きてきました。これは今からも同じです。私たちはこれからも生活のため、国土の保全のため、森とともに生きていきます。
しかし、労働環境の厳しさや高齢化、後継者不足等により、林業の担い手は慢性的な人材不足に直面しています。諸塚村では、こうした事態を受け、「森林を守る雇用拡大事業」により労働環境等の改善を図り、林業従事者の雇用を拡大してまいります。
諸塚のモザイク林相は、山が人の手によって管理され、活用されている証です。
村内の山という山に抜かれた林道や作業道はよく整備され、針葉樹と広葉樹がバランスを保ち、手入れされた森は、言わば村人たちが作り、守り続けている「人の手による自然」と言うべきものです。
同じように林業も自然を相手に木を伐るだけの仕事ではありません。人が場所を選び、整備し、苗を植え、手入れしながら木を育て、適切な時期に伐採して活用する。
時間と空間のスケールはとても大きいけれど、それは農業とよく似ているし、計画的に木材や椎茸などの産物を生産するという点で言えば、工業ともそう大きな差はないとも言えるのではないでしょうか?
諸塚では多くの人が林業に関わり、さまざまな働き方でこの産業を支え、また恩恵を受けています。他に類を見ないほど林業の盛んな村、ここはまさに森と生きる村なのです。